インターン報告 (富山大学工学部・真草嶺郁美さん)

富山大学工学部 真草嶺 郁美


今回様々な種類の紙の環境に与える影響 を見ることになり、普段何気なく使用して いる紙製品を注意深く見るようになった。
考えてみれば、紙製品の多くは直接肌に触 れたり、口を付けるものがあるので今まで 気にしていなかったことの方が不思議に思 えた。
実際に紙の再生過程を一通り行ってみて、 私が一番特徴的であると思ったのはスクリ ーンをかけたときの泡立ちである。

特に泡 立ったのはレシートやFAX用紙といった感熱紙のものであった。
単に水に入れて撹拌し、スクリーンをかけただけで写真に示したように泡立つのには驚いた。
また、これら泡立った感熱紙の陽イオンのデータを見たところカルシウムイオンの濃度が高かった。
このカルシウムイオンの濃度のみが泡立ちに影響されるとは考えにくいが、
やはりインクを必要としない感熱紙はその分多くの薬品が添加してあると考えられる。

他にも、最近見られる見た目が美しく強度も強い紙はそれだけ本来の紙から遠ざかるのだから加工が必要となり、
環境に与える負荷も高くなると考えられる。

今回のように実際に自分たちで取ったデータで違いが見えてくると、機能性ばかりを求めた紙を使うことに抵抗が出てきた。
また、左の写真は新聞整理袋のスクリーンをかけた後の状態である。
同じように見える紙も繊維の長さに様々なものがあることがわかった。
繊維が長いほどスクリーンをかけた後に写真のように残ってしまったり、この後に行うろ過の速度が
急激に遅くなったりと 身をもってその違いを感じた。

普段から紙のリサイクルは心掛けていたが、リサイクルに出してからのその後は考えていなかった。
今回こういう形で紙のリサイクルについて考えることができ、リサイクルの重 要性が再確認できたと思う。

レシートの泡立ちの様子 融解はするがスクリーンにかけたときに繊維が長すぎて残ってしまう。


分析の流れ

分析手順


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