インターン報告 (富山大学工学部・江守久美子さん)

富山大学工学部  江守 久美子


環境負荷度の測定においては、試行錯誤の繰り返しだった。
特にガムテープやシールラベルは、そのまま使うとビーカーの器壁や 撹拌器にくっつき、離解を行うことができなかったため、
ガムテープをダンボールに一度張ったものを剥がして行った。
すると、ガムテープにくっついてきたダンボールは離解されたが、ガムテープ自身は写真のように、ほとんど離解されることはなかった。
それは、再生可能のものでも同じ結果だった。ガムテープはやはり再生向きではないということだろう。
エコマーク、再生可能と言う言葉はあまりあてにならないと思った。
また、最近話題のバガス、ケナフを測定した結果、意外とカルシウムイオン、塩化物イオン、硫酸イオンなどの測定値が高かった。
また、バージン紙(白い紙)も同じような傾向があったので、漂白のために使われているのではないかと考えた。
が、和紙を測定したところ、これらのイオンはあまり検出されなかった。これらの3つの紙を見比べてみたところ、
バガス、ケナフの表面は滑らかだったが、和紙の表面はざらざらしていた。
よって、表面を滑らかにするためにも加えられているのではないかと考えられる。

ほかには、やはり、見た目が環境に悪そうなものは、本当に環境に悪かった。
宅配の紙に使われているカーボン紙、新聞の折り込みチラシ(スーパーのチラシで表面がつるつるしているもの)、
プリンターのインクがたくさんついている紙などは環境負荷度が高かった。
また、これらの紙を離解させた時、ほとんどがひどくあわ立った。
これらのことから糊やインクがたくさんついているもの、表面がつるつるしていて本来の紙から程遠いものは、
再生できるが環境にはあまり良くないことがわかった。

今回の測定において、普段自分の身の回りにある紙、何気なく使っているものでも、いろんな薬品が添加された可能性があることがわかった。
子供はいろんなものを口に入れたがるが、紙だと思って安心せずに注意する必要があると思った。
また、より良い紙を再生していくためにも分別回収は大切であるということが、身をもって実感することができた。

   ガムテープの異物


分析の流れ

分析手順


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